2019年理事長所信

2019年度事業方針

公益社団法人 さぬき青年会議所

第22代理事長 池内 麻衣

「スローガン」

“ 仁 愛 ”

 「基本理念」

 “徳を積む在り方を学ぶ”

 「基本方針」

1、会員拡大の実践と会員交流
2、会員研修と組織力強化
3、まちの灯のために、連携しシステムを構築するまちづくり
4、未来へ繋がる人の輪を育む青少年育成
5、認知度向上、魅力を伝える広報

「所信」

はじめに

我々が所属している青年会議所は、全ての任期は一年に限られており、役職やその他の事柄に挑戦する機会を与えられます。この機会は全てのメンバーに与えられ、団体での活動や運動を通して、常に自己改革が可能であり、この組織へ所属する最大の魅力だと思います。少子高齢化やコミュニティの希薄等、現代における地域や人々の抱える問題点に目を向け取り組んでいます。地域に必要とされる団体として市政への提言をし、まちが半歩先にリードする働きかけができることも青年会議所の魅力の一つであり ます。 また青年会議所は、単年度制でありますが、根本的な問題を把握した上で、 持続可能な解決策を模索し、実施できるように活動運動する団体です。 そして私達は、品格ある青年経済人が集う団体であるが故に、仲が良い仲間づくり団体ではなく、共に情熱を持った同志が向上し合える団体であり続けます。さらに、青年会議所がボランタリー運動をする団体であり、メンバーそれぞれが主体性をもち行動をするための手段と意義を兼ね備える必要があります。つまり参加型の運動をどのようにつくっていくかということが重要であると考えます。後世に繋いでいける誇りとなる時間の共有 を大切に、活動をしてまいりたいと思います。

会員拡大の実践と会員交流(絆委員会)

青年会議所では全国的な会員の減少が問題となっております。しかしながら近年、さぬき青年会議所では会員拡大の成功を続けており、団体として会員拡大の意識が高まってきています。拡大の実践とは紹介以外にも、具体的な行動計画をたてることや、新入会員が青年会議所を好きになりその魅力を熱く語れるように成長を促し、拡大へと繋げていくことです。全てのメンバーが拡大は他人の担いではなく、自分ごとと捉えられるように現状と未来を見つめていくべきなのです。そして、会員間の交流を行い結束を高め、互いを知り絆を深めるということは人間関係の形成において仲間に寄り添う心を育み、団体への所属意識を図る契機となり、未来のまちに 活躍する人財開発を行います。

会員研修と組織力強化(研修委員会)

現在の当団体は入会まもないメンバーがおり、経験が深いメンバーと経験が浅いメンバーの比率では、知識継承が困難です。今の状態だと、近い未来において会員減少や役職の担い手不足に繋がってしまう可能性があります。今、組織として何が足りないのかを研究し、必要とされる研修を企画運営する。そして、一人ひとりが利他の精神を持ち、個の能力を高めて未来を担う人間に成長すべく、組織としての知識や経験を向上させることが必要です。さらに、地域や企業団体を牽引できるように、仲間であるメンバーの利益となるような徳を積む在り方を選び、人間の品性を身につけた魅力あるリーダー育成をすることで、組織力を強化できると考えます。また、当団体所属メンバーに対する研修が、社会活動を能動的にまちに寄与 することができる人財へと成長することを目指します。

まちの灯 あかり のために、連携しシステムを構築するまちづくり (まちづくり推進委員会)

我々の活動地域は広域ですが、青年会議所だからこそできる、人々の営みである、暮らしの灯を守るためのまちづくりがあります。「明るい豊かな社会」の実現のために地域の人々に信頼され、まちをリードしていくことが我々の目指すまちづくりとなるのです。そもそもの社会システムを理解し、それを連携発展させることができるのが青年会議所という団体のあるべき姿です。これまで我々は数十年に渡って「丸亀お城まつり」、「丸亀お城村」に参画してまいりました。その伝統を今後も地域の方々と共に支えていくためにも、城の歴史やまつりの組織、運営方法などを学ぶだけでなく、変化する社会のニーズに即した事業を行える発案力を養うべきです。枠を超えて他団体との連携を考えることで、さらに活気ある伝統へと発展させま しょう。

未来へ繋がる人の輪を育む青少年育成(青少年育成委員会)

次世代を担う少年達が、人間性豊かな社会人へ成長することが地域の皆の 願いです。現代の問題点は、核家族化や IT 化により、一人遊びをする子ど もが多くなり他者との関係性が希薄になっていることが挙げられます。 人間関係の形成に必要なことは、様々な環境下や年齢層の方々との、人と人同士が関わる経験が必要であり、人の輪を育むことでその問題も解消し、健全な育成に繋がると考えます。人間の品性を具 そな え隣人へ関心を向けると いうことは、青少年自らが目標を持ち、自立心を養い自己覚知することで、社会を生き抜く力を身につけ、未来を切り開く力を育んでいくことが、青少年の新たな未来へ繋がると考えます。

認知度向上、魅力を伝える広報(総務広報委員会)

はたしてどのくらいの地域の方々が、(公社)さぬき青年会議所という名称や、何をしている団体なのか認知しているでしょうか。今以上の認知度向 上のために、これまでの SNS を使用した WEB サイトへの掲載等の手法を 継続しつつ、他媒体も活用し、知名度アップを考えた行動を起こすべきです。まずは、様々な媒体のリストを作成し、事業の参加推進方法についての検証をデーターに残します。各委員会への「広報からの意見」を出し、参加員数が向上するよう提案します。この中讃地域で、さぬき青年会議所の存在価値をさらに高めるために、脈々と受け継がれてきた活動運動が地域の方々に認識され、我々が人の道に適 かな った在り方を目指す魅力的な団体 であることを声明することで、会員拡大や社会で活躍する人財育成に繋がる一助となります。また、総務を司り、ご来賓や先輩諸兄の皆様に通常総会を通してお伝えし、式典の役割を執り行います。

結びに

人は、自分の見たことや体験したことで想像力が養われ、そこで初めて想像した世界を具現化 ぐげんか し創ることができます。同じ香川県から青年会議所会 頭を輩出する年度なので、地域から外に出て経験する機会が増え、視野が広がることが自己成長に繋がることと思います。しかしながら決して、青年会議所の中だけで認められる存在となるのではなく、この中讃地域の市民に必要な存在となるべきです。そして、スローガンに掲げた、仁愛の心を持つ。それは、自身が人間としての品性を人の道に適 かな った在り方に仕上げ、高めていくということです。私達はそれぞれの個性が煌 きら めくさぬき青 年会議所に誇りを持つ人間であり、様々な世界へ目を向け、何かに対し「使命」を感じ、何が正しく「善なること」であるかを選び行うことが、徳を 積む在り方であるということを胸に、この一年を共に歩みます。