2020年度 理事長所信

公益社団法人 さぬき青年会議所

第23代理事長 武下 直樹

「スローガン」

“ 敢為邁往 ”

「基本理念」

“お洒落にスマート、カッコイイJAYCEEに”

「基本方針」

1. 「志」同じ仲間を増やすために
2. JAYCEEとしての意識向上
3. わがまち発展のまちづくり
4. 青少年に夢と希望を創造
5. 組織への信頼の向上

「所信」

はじめに

青年会議所という組織は、人の持つ可能性を押し広げてくれることは間違いなく、行動すれば必ずや成長することが出来る、そして意識変革が起きる、そんな組織であります。一人ひとりが「志」を高く持ち、20歳から40歳までの青年期だからこそ、率先して輝き放つ故郷の未来を夢見てビジョンを描くこと、そしてその描いたビジョンを具現化し、多くの地域住民の皆様の共感を得ながら運動しています。
さぬき青年会議所は幾多の青年経済人が創始の精神を紡ぎ、時々の「社会」に相対し、「明るい豊かな社会の実現」に向けて正面から行動を興してきました。現在を生きる私たちもその一員であり、未来のための運動という点は変わらず、私たち自身が理念の追求を行っていかなくてはなりません。令和という新たな時代に突入しましたが、我々青年の想いはいつの時代も全く色褪せる事はありません。「JCしかない時代」から「JCもある時代」になったと言われていますが「JCにしかできない」「JCだからこそできる」こともあると考えます。しかし、多様化した社会において、青年会議所運動の焦点が絞りづらいことは確かです。また、地域、集団、隣人のためにという意識が薄れた風潮の中で、最も大きな試練に直面しているともいえます。しかし、このような時代認識であればこそ、我々青年会議所はその創始の精神に立ち返り、「明るい豊かな社会」とは、いったい何なのかを、もう一度原点に返り考え、見つめ、自らに課せられた社会的責任を自覚しつつ「明るい豊かな社会」の実現を目指し、力を合わせ、活力ある運動を展開していきます。

【会員拡大の推進】

   青年会議所運動を行っていくためには人材が必要です。限られた時間の中で人と人とが出会い、知り合いから仲間になり、委員会活動や毎月の例会、事業など自ら積極的に参加し、様々な経験を経て自身の成長へ繋がります。そこでの成長は人材から人財になり生涯己の財産になることは間違いありません。私は無限の可能性を秘めた団体だと身を以て断言できます。また、会員拡大を行うにあたり様々な角度から手法を模索し実行していきます。志を同じくする新たな仲間を求め、私達全員で会員拡大という目標に向かって意識を高めていきます。

【JAYCEEとしての意識向上】

一部の人や集団が社会をリードするだけでは、明るい豊かな社会を築くことは難しいでしょう。地域に住む人々、次代を担う世代が広く活躍することが、その地域の明るい豊かな社会を築いていくことに繋がります。我々の地域に目を向けると、成長できる可能性をもった多くの青年経済人の人財が存在します。全ての人財が成長して活躍の場を持つようになり、豊かな社会資本を生かすことが出来れば、輝かしい未来が見えてきます。今や「JCもある時代」と言われる中、JAYCEEほど成長する団体は他にあるとは考えることができません。我々が成長することで地域への発展へと繋がるのです。どの様なきっかけで入会したとしても、自分自身を成長させてくれる環境に身を置き、自己修練することにより、青年会議所で信頼のおける組織の一員として活躍してくれることを切に願います。

【さぬき発展のまちづくり】

なにを以って人は、豊かだと思えるのでしょうか。健康、経済的豊かさ、地位、名誉、いろいろあります。しかし、人間の持っている欲を挙げ始めたらきりがありません。また、人それぞれでもあります。「人の豊かさ」とは、条件や物質だけによるものではなく、その人の「精神」、「心」であるとも考え、それを豊かにするまちづくりにへと繋がります。まちづくりを推進するのは人であり、誰もが幸せを感じられる社会の実現に向けて行動するのも人です。そこに暮らす人が自らの地域のまちづくり運動を推進し、行動できるようになれば、そのまちは活性化され、誰もが幸せを感じることができる社会に近づくことができると考えます。私たちは、今一度まちづくり運動を見つめ直し、地域の人がまちのことを考え行動できるよう、地域に暮らす人のまちづくり意識を醸成していかなければなりません。まず、我々が考える政策を行動に移し、明るい豊かな社会へ突き進みます。

【青少年に夢と希望を創造】
 
少子化問題や情報化社会が進み青少年たちの置かれる環境も大きく変わりましたが、いつの時代も未来を担う青少年たちには無限の可能性があり、自由に人生の夢を描く事が出来ます。「明るい豊かな社会の実現」を目指す私たちにとって、健全な心の育成は必要不可欠で、その成長の糧となる様な経験とフィールドを与えていく事が、我々の大きな役割なのです。時代が大きく変化し、私たちを取り巻く環境が変わっても、夢を描き、自分の可能性を信じ、諦めずに挑戦する心と仲間を思いやる気持ち、そして自分を支えてくれる方たちへの感謝の心を忘れなければ、青少年たちの未来はきっと明るいものとなります。

【組織への信頼の向上】

先輩諸兄が熱き想いで展開してきた運動は、市民や行政、各諸団体の皆様からの信用を生みだし、かけがえのない財産として受け継がれてきました。我々の世代でもその信用を更に積み重ね、次代に継承していかなければなりません。しかしながら、数多くの運動実績からなる信用の一方で、認知度の広がりは未だ途上にあると考えます。組織への信用は、価値ある運動を展開し、そこに生まれる信頼を積み重ねた先に生まれます。我々の運動や想いを多くの方々に知っていただくために、戦略的な広報が最も大切な要素なのです。近年活用が進むWEBやSNSはもちろん、あらゆる媒体を模索し、伝わりやすさを念頭において発信してまいります。また、メンバー自身がさぬき青年会議所の一員であるという意識を高めるために、内部への情報発信も欠かすことができません。自らが属する組織が、何を行おうとしているのかを共有し、運動や活動についての理解を深めてまいります。
我々の運動を、正確かつ効率的に内外に向けて発信し、一人でも多くの方々に我々の運動を届け、ご理解をいただくことで、さらなる信頼へと繋げてまいります。

最後に

私はさぬき青年会議所に感謝し、メンバーであることに誇りを持っています。青年会議所に出会わなければ今の私は存在することもなかったといっても過言ではありません。様々な機会やチャンスを与えていただき、成長できたと感じております。もちろん、大きな壁にあたることもあり、逃げたくなったときもありましたが、手を差し伸べてくれたのは生涯の仲間です。たとえ自分一人では超えられない壁でも、歯を食いしばり挑戦する者には手を差し伸べてくれる人が現れ、必ず超えることが出来ます。青年会議所は毎年新しいステージを用意してくれます。そして今、私の前にはかつてない大きなステージがあり、さぬき青年会議所全会員と共にその大きなステージでのパフォーマンスを演出していきます。
諦めなければ人は常に成長し続けることができます。自分の夢や目標に向かい、どんな困難にも怯まず勇敢に前へ突き進みます。